日本ペインクリニック学会 ペインクリニック専門医

 

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≪ことほぎ便り≫

2017年 6月号

 

 吹く風が肌に心地よいこの頃。お久しぶりのことほぎとなりました。
今月号のテーマは『筋膜リリース』です。

☆筋膜とは
 筋膜とは筋肉を包む膜のことで、ウェットスーツのように体全体に張り巡らされ、表層から深層まで立体的に包み込むため、組織を支える第二の骨格であるといわれています。この筋膜は柔らかい組織で、絡まったり、くっつきやすい特徴があります。この特徴が原因で体にコリや痛みといった症状を招きやすくなるのです。

☆筋膜リリースとは
 筋膜はコラーゲン(タンパク質)で出来ていて、85%が水分です。水分不足やストレス、同じ姿勢での長時間作業(パソコンやデスクワークなど)、筋肉の柔軟性の低下などにより、筋膜同士がくっついてしまい、筋肉自体の動きを邪魔してしまいます。
 筋肉がスムーズに動くためには、筋膜の滑りの良さが必要です。筋膜を柔らかくし滑りを良くして、解きほぐすことを「筋膜リリース」と言います。筋膜リリースを行うことにより、筋肉の柔軟性を引き出し、関節の可動域(問題なく動かせる範囲)を拡大します。
例えば、腰や背中の痛みやコリのある方は、おしりやふともも、股関節などの「痛みのある部分の周り」を筋膜リリースすることによって、症状を改善することができます。肩などの痛みなども同様で、肩や首、腕やわきの下などを筋膜リリースすることにより、改善につながるのです。
 筋膜リリースとは、筋膜の絡まり、くっつきを引き剥がしたり、引き離したり、こすったりすることで、正常な状態に戻すことを言います。

☆生理食塩水注射によるエコーガイド下筋膜リリース
 「生理食塩水注射によるエコーガイド下筋膜リリース」とは痛みの場所の奥底で重なっている複数の膜をバラバラにするような気持ちで生理食塩水を注射する方法を言います。簡単な動作を観察し分析した中で痛みの場所へ筋膜リリースを行うと、直後に痛みが80%無くなるほどの著しい効果が得られたと言われています。1週間治療の効果が続いたという患者さんも多くみられました。
 また、局所麻酔薬を使用しないため、①局所麻酔薬による合併症がない、②神経近くの膜の治療も安全、③注射後の患者さんの安静時間短縮などの利点もあります。
 現在、日本では不必要な手術、過剰な内服薬の投与が数多く行われています。
今後筋膜リリースのような治療が広がることで不必要な治療が無くなり改善につながればと思います。

 当院でも今後「生理食塩水注射によるエコーガイド下筋膜リリース」のような治療を始める予定です。

休診のお知らせ


6月10日(土)麻酔科学会
7月22日(土)ペインクリニック学会
8月11日(金)~8月16日(水)夏季休診

患者様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。

 

2017年 1月号

 

 新年明けましておめでとうございます。当院は1月5日で12年目を迎えることが出来ました。本年も患者様を第一に考えた医療を心がけていきたいと考えております。
患者様にも、ふなやまペインクリニックにとっても、良い年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

  新年明けましておめでとうございます。皆様は痛みなくお正月を過ごされたでしょうか。痛みがあると食欲も無くなり、睡眠も取れなくなります。
家族にも冷たくなってしまいます。本当につらいです。こんな私も長年痛みと戦ってきました(病名は秘密です)。
  11年間当院を開業したのも少しでも患者様の痛みを軽減したいとの想いからでした。当院は神経ブロックを主体に治療しております。近年はより安全に正確に神経ブロックを施行するために超音波診断装置ガイド下に行っております。本年も最新の超音波診断装置を導入いたしました。
  ふなやまペインクリニックは山梨県でも数少ないペインクリニック専門医のクリニックとして今年も患者様のお体の不調、痛みに耳を傾け、真摯に対応してまいる所存でございます。今年一年、院長ならびにスタッフ一同研鑽を積み皆様方に最良の医療を提供出来ますように努力して参ります。本年も皆様方にとって心身ともに痛みのない良い年となるよう祈念しております。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
平成29年1月 院長 船山 忠久

  新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
当院には痛みを訴えて来院される患者様が多くいらっしゃいます。お話を伺うと痛みというものが日常生活や精神面、人生の楽しみや喜びに大きく影響を及ぼす事を痛感します。
ゆえに治療がすすみ「長く歩けるようになった」「眠れるようになった」との笑顔がみられた時はこのうえない喜びを感じます。日々患者様から学ばせていただいております。
  今年も看護師一同力を合わせて患者様ファーストで!多くの方の笑顔がみられますよう努力してまいりたいと思います。
看護師一同
 
 新年明けましておめでとうございます。昨年も数多くの患者様に出会い痛みに苦しんで来院された方々を目の当たりにし、少しでも心の支えになれるよう事務一同笑顔と思いやりの心で接してまいりました。これからも気軽に声をかけていただけるよう、気配り・心配りを大切にしていきたいと思っております。昨年暮れに事務スタッフ一人を迎え3人体制になりました。今まで以上に皆様に痛みの緩和の手助けが出来たらという思いで邁進してまいります。皆様にとって幸多き一年になることを心よりお祈り申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
事務一同

☆新スタッフよりご挨拶
 皆様、初めまして。11月よりお世話になっています看護師の今井です。
まだ右往左往している毎日ではありますが、笑顔で患者さまの癒しになりますよう過ごしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
看護師 今井

 7月より働いております小幡です。
まだまだ至らぬ点がありますが、患者様のお役に立てるよう頑張ってまいります。宜しくお願い致します。
看護師 小幡

 まだまだ慣れず、至らない点が多いと思いますが、患者様を笑顔で迎えられるよう頑張ります。よろしくお願い致します。
事務 開地

☆産休育休明けスタッフよりご挨拶
 新年あけましておめでとうございます。産休育休の為1年お休みをいただいていましてが、昨年9月より復帰させていただいています。またここで働けること、皆様にお会いできることに感謝して、元気いっぱい がんばりたいと思います。今年もよろしくお願い致します。
看護師 斉藤

 

本年もよろしくお願い致します(*^_^*)
                                  スタッフ一同

 


 

2016年 1月号

 

 新年明けましておめでとうございます。当院は1月5日で11年目を迎えることが出来ました。本年も患者様を第一に考えた医療を心がけていきたいと考えております。患者様にも、ふなやまペインクリニックにとっても、良い年でありますように、心よりお祈り申し上げます。

☆院長より挨拶

 新年明けましておめでとうございます。10年前にふなやまペインクリニックを開設し、おかげさまで11年目を迎えることができました。
ペインクリニックは神経ブロック療法が治療の基本となります。本年もより安全に施行するために超音波診断装置下での神経ブロックを積極的に行っています。また患者さんひとりひとりにあった治療を提案して治療にあたる所存です。また、昨年より月、水、金曜日を完全予約制といたしました。待ち時間が長い等これまで多くの皆さんにご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。本年もよろしくお願い申し上げます。

☆看護師より挨拶

 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
昨年より月・水・金の完全予約制が始まり、患者様より「待ち時間が少なくて良い」「看護師さんと話す時間が増えた」とのお声をいただき嬉しく思っています。反面、日によって予約時間通りにお呼びすることが出来ず、ご迷惑をおかけして申し訳なく思います。安全第一で治療、処置等行っておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
さて、昨年から新しい看護師も加わり、日々意欲的に取り組んでおります。 それぞれの様々な看護経験を共有しながら協力しあい患者様によりよい看護が提供できますよう努力していく所存です。少しでも痛みのない生活がおくれますようお手伝いできたら幸いです。どうぞ、お気軽に声をかけて下さいね(*^_^*)。

☆事務より挨拶

 新年あけましておめでとうございます。当院も今年で11年目に入ります。昨年は事務スタッフも新人が入り、心機一転患者様には笑顔で応えられるよう挨拶、声掛け、そして少しでも役に立てるよう痛みなどで気持ちが沈んでいる方々にお話をさせていただきました。その中で「ここまで良くなってうれしい」「夜、眠れるようになったよ」「痛みが落ち着いたのでまた痛くなった時よろしくね」などの言葉をかけていただき、事務一同、心より患者様皆さんの痛みの軽減を実感出来たことをうれしく思います。今後も、今まで以上に患者様皆さんの喜びの声を聞けるよう心のおもてなしを大切にし、良い雰囲気を作るよう努力していきたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。今年も皆様にとって良い年になるよう心よりお祈りします。



2015年 10月号

樹々の葉も色つき始め日ごとに秋めいてまいりました。早いもので今年も残り3ヶ月となりました。今月号のことほぎは『乳がん』についてです。

☆乳がんとは

 乳房には、「脂肪」と「乳腺」組織があります。乳がんとは「乳腺」から発生する癌で、脂肪からは発生しません。乳がんは、他のがん同様に細胞の遺伝子異常の蓄積によって発生することが分かっています。また、発生・進展ともにホルモンに依存している点が乳がんの特徴です。
 大人の女性の乳房は、乳頭を中心に乳腺が放射状に15~20個並んでいます。それぞれの乳腺は小葉に分かれ、小葉は乳管という管(くだ)でつながっています。乳がんの約90%はこの乳管から発生し、乳管がんと呼ばれます。小葉から発生する乳がんが約5~10%あり、小葉がんと呼ばれます。

☆乳がんのできやすい場所

 乳頭を中心に乳房を5部位に分けると、外側上部が一番多く、次いで内側上部、外側下部、乳輪下部、内側下部と続きます。また、左右差の点では左の乳房の方が、がんができやすい傾向にあります。

☆乳がんの早期発見は画像診断と自己検診で

 乳がんは、初期の「非浸潤性乳管がん」の状態で治療を行えば完治させることができます。この段階で発見するためには、マンモグラフィ、超音波(エコー)などの画像診断による乳がん検診や毎月の自己検診が必要です。
 この「非浸潤性乳管がん」には、自己検診や医師の触診で触って分かるものと、分からないものがあります。触って分からないものは、マンモグラフィ等の画像検診ではじめて「石灰化」として発見されるのです。
 このことからも、「自己検診+画像診断(マンモグラフィ・エコー等)」のセット検診が大切といえます。

≪マンモグラフィ≫
 マンモグラフィ(乳房X線)は2枚のプラスチック板の間に乳房を挟んで圧迫して、上下左右から撮影する検査方法です。マンモグラフィで全ての乳がんが見つかるというわけではありません。乳腺組織の中に病巣が隠れていたり、がんの進行が早い、撮影画像が不鮮明、見落としなどによって、見つからない場合があるのです。
≪超音波検査(エコー)≫
 エコー検診は、人の耳には聞こえない超音波を体内に発信して、各組織や臓器からの反射(エコー)を画像化し、検査する方法です。乳房だけでなく、様々な臓器の検査に用いられています。
 マンモグラフィの弱点「脂肪量が少ない乳房」の病変検出率の低さを助けてくれるのが、「超音波(エコー)」や「磁気共鳴装置(MRI)」です。まったく異なる原理で検査する方法ですので、エコーの併用はマンモグラフィの欠点を補う一つの手段です。乳がん検診ではマンモグラフィと併用して受けることをおすすめします。

☆自己検診をしてみましょう
  1. 調べる乳房と反対側の手を使い、乳房とワキの下(リンパ周辺)にシコリがないかを調べます。「の」の字を描くようにしっかりチェックしてください。
  2. 乳房や乳首をしぼり、分泌物が無いかを調べます。(妊娠・授乳期を除く)

≪自己検診のポイント≫
◆入浴時に、石鹸などを乳房につけると調べやすくなります。
◆乳がんの半分近くが、乳首より上の外側にできますので、この部分はより念入りに調べましょう。
◆鏡の前で両手を挙げ、乳房にえくぼ上の凹みやひきつれ、左右差がないかを調べます。
◆ベッドや床に仰向けの状態で寝そべり、乳房やワキの下を調べます。
このとき、背中にタオルなどを入れて、乳房が平らな状態にして調べると、よりやりやすくなります。

クリニックからのお知らせ
  • 12月30日(水)~1月3日(日)年末年始のお休みとさせていただきます。
  • 10月よりインフルエンザ予防接種の予約、接種を開始いたします。

◎インフルエンザ等の予防接種における副反応で特に注意を要するのがアナフィラキシーショックです。アナフィラキシーショックとは、予防接種を受けてから約30分以内に起こる強いアレルギー症状のことです。対応が遅れると命を落とすこともあります。インフルエンザワクチンによるアナフィラキシーショックは接種後30分以内に起こることが多く、当院では接種後すぐに帰宅せず30分待合室で待っていただいております。
 また当院では麻酔科を標榜しており、人工呼吸器、挿管道具、除細動器、救急薬品が常備されており、万一アナフィラキシーショックが発症しても迅速に対応可能です。
 先日「ここは接種後30分待たせるから他院で打つ」と言われた方がおられましたが、このような理由で待機していただいておりますのでご理解の程よろしくお願い致します。

2015年 7月号

 

今年も、早くも半ばを過ぎてしまいました。梅雨明けが待ち遠しいものです。今月号のことほぎは『ペインクリニックと漢方』についてです。

☆ペインクリニックと漢方

 ペインクリニックでは以前から広く漢方を取り入れてきました。最近では他の診療科でも使用されるようになってきました。
私たちはまず患者様の痛みがなぜ取れないのかを考えます。整形外科を受診しそこでの診察、治療を受けて数週間経っても痛みは消えず困っている患者様もいます。そこでなぜその痛みは消えないのだろう?と考えるところからペインクリニック外来は始まります。

☆痛みの治療と漢方

 漢方が非常に効果があると言われている事として、継続して痛みがあり患者様がイライラとしてくる場合の対処です。「痛くて眠れない!」、「食べることが出来ない!」「いつになったらこの痛みが治るのか!」と患者様もイライラしてきます。このような場合痛みもなかなか取れません。交感神経が緊張し続けた結果、血管が収縮し血流が悪くなり発痛物質が溜まり、より痛みが取れないのです。この場合まずは患者様の気持ちを和らげ、血液の循環をよくすることが第一歩だと考えます。患者様からすれば漢方薬を飲むには匂い、味がまず問題です。「この漢方薬は効くのかな?」という不安や懸念をもったまま飲むより前向きな気持ちで飲んだほうが薬が効きやすくなると言われています。

☆漢方薬を服用される患者様へ

 漢方薬は、一般的に空腹時の服用がより効果的である為、「食前」、「食間」、または「10時15時20時に服用」といった指示がありますが、どうしてもうっかり飲み忘れてしまうことがあると思います。そんな時はあきらめずに気付いたときに服用して下さい。
また、漢方薬は味と香りも効果の一つと言われており、体を冷やさないためにもお湯に溶いて服用することが最も効果的なのですが、どうしても味や臭いが苦手だったり、忙しい時などは、お湯に溶かさずに白湯や水で服用しても良いです(オブラートに包んでも良い)。いずれにしても、飲みやすい方法で指示された1日の量を続けて服用することが大切なことです。



2015年 4月号


 春の日差しが心地よくなり、すっかり春らしい暖かい季節となりました。今月号のことほぎは『骨粗鬆症(こつそしょうしょう)』についてです。


☆骨粗鬆症とは
 骨に含まれるカルシウムなどが減り、骨がスカスカになる病気です。「背中や腰が曲がってきたな」「背中や腰が痛いな」「背が縮んだのかな」など、最初は年のせいかな?と、あまり気にならない症状の為、知らないうちに骨折をしたり、そのまま気付かず生活をしている人も多いです。


☆骨粗鬆症になると
 骨がスカスカになると自分では気付かないうちに骨折している場合があります。転んだり、痛みが無いのにいつのまにか骨折している場合もあります。自分の体重に骨が耐えることが出来なくなり骨折してしまうのです。
 そして1度骨折してしまうと、2度、3度と繰り返し骨折を繰り返すようになってしまいます。骨粗鬆症の骨折は、骨折をすればするほど続けて骨折する可能性が高いと言われています。


☆骨粗鬆症の治療
 骨粗鬆症の治療は、「食事療法」「運動療法」といった生活習慣の改善と薬による治療を組み合わせていくことが一般的です。
*食事療法*
 食事療法ではカルシウムだけではなく、他の栄養素もバランスよくとる必要があります。カルシウムは骨を作っている栄養素で、骨粗鬆症の予防や治療には欠かせません。

多く摂取したほうが良い食品 過剰な摂取をしないほうが良い食品

◆カルシウムを多く含む食品
(牛乳・乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆・大豆製品)


◆ビタミンDを多く含む食品
(魚類、きのこ類)


◆ビタミンKを多く含む食品
(納豆、緑色野菜)


◆果物と野菜


◆たんぱく質
(肉、魚、卵、豆、穀類など)

◆リンを多く含む食品
(加工食品、一部の清涼飲料水)


◆食塩


◆カフェインを多く含む食品
(コーヒー、紅茶)


◆アルコール


*運動療法*
 適度な運動をすることにより、骨量を増やす効果が期待できます。またバランス運動やストレッチを行うことで転倒の危険性も減ると言われています。
しかし背中や腰に痛みがある方は無理をせずに出来る範囲の運動をするようにしましょう。

*薬物療法*
 骨粗鬆症が原因で骨折したり、骨の密度が基準値以下の場合、骨粗鬆症治療薬による治療が必要です。

薬剤分類名 特徴 薬品名
骨が壊れるのを防ぐ薬
ビスホスホネート薬 骨を壊す細胞の働きを抑えて、骨を壊れにくくする。 ボナロン、ボンビバ、ボノテオ など
選択的エストロゲン受容体モジュレーター 骨に対して女性ホルモンと同様に作用し、骨のカルシウムが体内に溶け出すのを抑える作用があります。 エビスタ、ビビアント など
抗RANKLEモノクローナル抗体 骨の成分を溶かす体内の働きを抑え、骨を壊れにくくします。 プラリア など
骨を作る薬
副甲状腺ホルモン薬 骨の新陳代謝を促し、新たな骨を作る作用があります。 フォルテオ、テリボン など

☆骨粗鬆症チェックをしてみましょう!
01.牛乳、乳製品をあまり摂らない 2点
02.小魚、豆腐をあまり摂らない 2点
03.たばこをよく吸う 2点
04.お酒はよく飲む方だ 1点
05.天気の良い日でも、あまり外に出ない 2点
06.体を動かすことが少ない 4点
07.最近、背が縮んだような気がする 6点
08.最近、背中が丸くなり、腰が曲がってきた気がする 6点
09.ちょっとしたことで骨折した 10点
10.体格はどちらかといえば細身だ 2点
11.家族に「骨粗鬆症」と診断された人がいる 2点
12.糖尿病や、消化管の手術を受けたことがある 2点
13.(女性)閉経を迎えた  (男性)70歳以上である 4点


合計点が

10点以上
骨が弱くなっていると考えられます。一度医師の診察を受けてみてはいかがですか。
6点以上
骨が弱くなっている危険性があります。注意しましょう。
3点以上
骨が弱くなる可能性があります。気をつけましょう。
 
 


お知らせ

今年より毎週水曜日を完全予約制とさせていただきます。電話での予約も受け付けております。
当日の予約は承っておりません。ご不明な点がございましたらお気軽にお声をかけてください。

診療時間
午前
9:30~13:00
完全
予約
午後
15:00~18:00

★:土曜午後
14:00~16:00まで

【休診】
水曜午後・日曜・祝日



2015年 1月号


 新年明けましておめでとうございます。当院は1月5日で10周年を迎えることが出来ました。本年も患者様を第一に考えた医療を心がけていきたいと考えております。患者様にも、ふなやまペインクリニックにとっても、今年も良い年でありますように、心よりお祈り申し上げます。


☆院長よりご挨拶
 ふなやまペインクリニックとして、10年という節目を迎えることができました。こうして10年という節目を迎えることができましたのも、皆様のご理解とご支援のおかげにほかなりません。職員を代表いたしまして心から感謝申し上げます。
 開院当初と現在では神経ブロックの方法も大きく変化してきました。現在当院でおこなうブロックの約8割は超音波診断装置(エコーとよく呼ばれます)を用いております。超音波診断装置を用いることにより血管、神経を直接観察しながらより安全に神経ブロックを施行することが出来るようになりました。 また一般的な診療所には通常設置していない除細動器、人工呼吸器などの緊急蘇生道具を揃えております。インフルエンザ等の予防接種でさえ重篤なショックなどの副作用はおこりえます。
 これからも安全第一に山梨県で数少ないペインクリニック専門医として診療を続けて参る所存であります。本年もよろしくお願いいたします。


☆看護師よりご挨拶
 新年あけましておめでとうございます。お陰様で今年で10年目の新春を迎える事ができました。10年の間至らない点や、お気付きの点が多々あったかと思いますが、患者様方のご協力と笑顔があったからこそ、ここまでこれたと思っております。スタッフ一同心より感謝申し上げます。本年も患者様方に安全第一なおもてなしが出来るよう努めさせていただきます。
 尚、治療・処置等の内容により受付順番通りにお呼びすることが出来ず、お待たせしてしまう事があります。大変申し訳なく思っております。ご理解の程よろしくお願い致します。


☆事務よりご挨拶
 新年明けましておめでとうございます。今年で開院十周年を迎えることができました。これまでに患者様のお言葉にささえられてきた日々です。「ここに来るだけで気持ちが楽になる」「先生のおかげで痛みも良くなり感謝の気持ちでいっぱいです」と言った言葉を聞くと、受付一同心から嬉しく思います。これからもこの思いを忘れることなく患者様、皆様の笑顔を見ることが出来るよう患者様のことを第一に考え精一杯努力していきたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

お知らせ

今年より毎週水曜日を完全予約制とさせていただきます。電話での予約も受け付けております。
ご不明な点がございましたらお気軽にお声をかけてください。

診療時間
午前
9:30~13:00
完全
予約
午後
15:00~18:00

★:土曜午後
14:00~16:00まで

【休診】
水曜午後・日曜・祝日


本年もよろしくお願いいたします。
スタッフ一同


2014年 10月号

コスモス

 心地よい秋風になり、味覚が楽しみな季節となりました。
今月号のことほぎは『超音波ガイド下神経ブロック(ちょうおんぱがいどかしんけいぶろっく)』についてです。

【超音波ガイド下神経ブロックとは】
超音波断層装置(エコー)が急速に発展し、超音波で摘出した画像を使った多くのブロック注射がおこなわれるようになりました。血管や筋肉、神経そのものを直接見ながら注射針を刺すため安全性や確実性が高い治療になっています。

【当院での超音波ガイド下神経ブロック】
 星状神経節ブロック 
帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、頭痛、顔面痛、頸背部の痛みやコリが強いときの治療法として。

医者  頸部神経根ブロック 
帯状疱疹後神経痛、頚椎ヘルニア、頚椎症性神経根症、緊張性頭痛などの治療法として。

 腰神経叢ブロック 
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎症などの脊椎の症状の治療法として。

 腕神経叢ブロック 
帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、頚椎椎間板ヘルニアなどの治療法として。

 肋間神経ブロック 
帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、肋骨骨折、肋間神経痛などの治療法として。
 

ここに挙げた治療法以外にも当院では超音波ガイド下神経ブロックを用いた治療を行っております。
県内でまだ数少ないペインクリニック専門医として超音波ガイド下神経ブロックを行っております。
ご不明な点がございましたらお気軽に何なりとご相談ください。

 

2014年 7月号

めまい

 今年も、もう半分過ぎてしまいました。時の流れの速さに少々あせりを感じます。
今月号のことほぎは『めまい』についてです。

【『めまい』とは】
 めまいとは内耳の病気や脳の病気などによって起こります。特に脳の病気は命に関わることもあるので注意が必要です。
 めまいの多くは体のバランスを保つ働きが障害されるために起こります。耳、目、関節・筋肉が感じ取った情報はすべて脳に送られます。脳がそれを調整することで体のバランスが保たれます。この仕組みが障害されると体のバランスが崩れ、回転していないのに回転しているように錯覚し、めまいが起こります。

【めまいの原因】
 めまいの原因は大きく3つに分けられます。
・ぐるぐる回るめまい
 自分や周囲が激しく回転しているように感じます。
主な原因として内耳の病気が考えられます。まれに脳の病気からこの症状が出る場合もあります。
・ふわふわするめまい
 体がふわふわ浮かんでいるような気がしたり、ふらふら揺れているように感じます。
過労や睡眠不足、ストレス、不安など身体の調子が良くないときに起こりやすいと言われています。
まれに脳の病気からこの症状が出る場合もあります。
・クラっとするめまい
 クラっとするめまいはほとんどが立ちくらみです。
急に立ち上がったときに、血圧の調整がうまくいかず、脳の中の血の流れが一時的に不足することが原因です。

【ほうっておいてはいけないめまい】
 脳の病気 ―――― 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍 他
 これらによってめまいが生じる場合があります。
体の麻痺、激しい頭痛、言葉がうまく出てこない、意識障害といった症状には注意が必要です。

【めまいが気になったら】
 めまいで病院を受診する場合は自分の症状をできるだけ詳しく医師に伝えましょう。
  • いつ、どのような状態でめまいが起こるのか
  • どのような症状のめまいか
  • めまいはどれくらい続くか
  • 繰り返しめまいがあるか
  • 他に症状があるか(耳の聞こえ、手足の麻痺やしびれの有無、言語障害の有無など)

 めまいはさまざまな原因で起こります。命に関わる危険なめまいもあるため、気になる症状がある場合は早めに受診しましょう。

めまい

お知らせ

7/25(金)、26(土) 日本ペインクリニック学会出席の為休診
8/10(日)~15(金) 夏季休診


患者様には大変ご迷惑をお掛けいたしますがよろしくお願いいたします。

めまい

寝苦しい日が続いておりますが、お体にはお気をつけてお過ごしください。

2014年 4月号


 春風が心地よいこの頃、すっかり春らしい温かい季節となりました。今月号のことほぎは『神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)』についてです。

【痛みとは】
 痛みには、大きく分けて2種類あります。1つは、頭痛や肩こり、打撲、切り傷などの“炎症”による痛みです。もう1つが、“神経障害性疼痛”です。特徴として、強いしびれ、電気が走るような痛み、焼けるように痛い、チクチク・ピリピリとした痛みなどです。

【神経障害性疼痛とは】
 「神経障害性疼痛」とは、神経が障害されたり圧迫されることで起こる痛みやしびれです。
障害された神経の場所によって、末梢性神経障害性疼痛、中枢性神経障害性疼痛と呼ばれています。
 末梢神経とは脳と脊髄からなる中枢神経(体のあらゆることに関するものを操作するところ)に対し、中枢神経から枝分かれして目、耳、皮膚、手足、内臓など体の各部に向かって全身に網の目のように張り巡らされている神経のことをいいます。中枢神経からの指令を体の各部位に伝えたり、逆に体の各部位からの情報や刺激を中枢神経に伝える働きをしています。言わば、末梢神経は脳や脊髄から出て手や足の筋肉や皮膚などに分かれ、運動や感覚を伝える“電線”のような働きをします。


【神経障害性疼痛とは】
 「痛み」には、その原因がはっきりわかるものと、わかりづらいものがあります。傷は治ったのに痛みだけが残る、病気をきっかけに長く痛みが続くなど、何らかの原因で神経が障害されて痛みが生じていることがあります。このような痛みを、「神経障害性疼痛」といいます。


◎神経障害性疼痛の症状 チェックリスト
■しびれの強い痛みがある。
■焼けるようなひりひりする痛みがある。
■電気が走るような痛みがある。
■針で刺されるような痛みがある。
■衣類がこすれたり、冷風に当たったりするだけで痛みが走る。
■痛みの部位の感覚が低下していたり、過敏になっていたりする。
■痛みの部位の皮膚がむくんだり、赤や赤紫に変色したりする。

いかがでしたか?(*^_^*)


【神経障害性疼痛の治療】
 神経障害性疼痛の治療方法には薬や神経ブロック注射、トリガーポイント注射などがあります。

痛みを伝える物質の過剰な放出を抑えることで痛みをやわらげる薬です。
神経ブロック注射 神経や神経の周りに麻酔薬を注射し、痛みをなくす方法です。麻酔薬が神経に作用し、痛みの刺激が神経を伝わるのをブロックすることで、痛みを取り除きます。痛みが緩和されることで血流が良くなり、筋肉のこわばりもなくなります。1度で痛みが軽減される方もいらっしゃいますが、何度か治療を続ける方もいらっしゃいます。薬による治療と併せて行うことが大切です。神経ブロック療法には、硬膜外ブロック注射や星状神経節ブロックなどがあります。
トリガーポイント注射 トリガーポイントとは押さえて痛む所のことで、その部位に注射をします。

 チクチク、ピリピリとした痛みの症状で来院される患者様も増えています。このような症状が出たときは早めに相談いただければと思います。

2014年 1月号


 新年明けましておめでとうございます。喜びに満ちたお正月をお過ごしのことと存じます。当院は1月5日で9年目を迎えることが出来ました。患者様にも、ふなやまペインクリニックにとっても、今年も良い年でありますように、心よりお祈り申し上げます。


☆院長よりご挨拶
 皆様新年明けましておめでとうございます。本年も職員一同、患者様にご満足頂ける医療を心がける所存でございます。県内で数少ないペインクリニック専門医として日々安全第一を考え診療しております。以前より安全確保のため超音波下の神経ブロックも積極的に取り入れ診療しております。本年もさらな
る安全を目指し更に一台最新鋭の超音波診断機器を購入いたしました。
 年末タクシーの運転手さんに「あのクリニックはスタッフがやさしくて癒されるんだよね」とよくお客さんが話しているとお聞きしました。(私が院長とは知らずに)。院長としてこんなに嬉しいことはありませんでした。本年は院長も優しいと言われるよう頑張ります(*^_^*)。
 最近患者様をお待たせすることが多く心苦しく思っております。安全第一に
診療しておりますので何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。


☆看護師よりご挨拶
 新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
昨年、2020年オリンピックが『東京』に招致されましたね。そうです。『おもてなし』です。今年は皆様に≪気配り、目配り、耳配り、心配りが出来る看護≫をモットーに心地よいおもてなしが出来るようまた、痛みのないさわやかな毎日が過ごせますようスタッフ一同働かせて頂きます。
 治療、処置等の内容により受付順番通りにお呼びすることが出来ずにお待たせしてしまう事があります。スタッフ一同大変申し訳なく思っております。安全第一で治療、処置等行っておりますのでご理解の程よろしくお願い致します。


☆事務よりご挨拶
 新年明けましておめでとうございます。
今年で開院9年日に入りました。昨年は院長が新聞に掲載された事もあり、来院患者数が今までで最高となりました。この中でいろいろな痛みの患者様との出会いがあり、多くの方の痛みの軽減を目の当たりにして、受付スタッフ一同とっても心が温まりました。多くの患者様がいらっしやる中、受付として出来るだけ患者様に接するよう心がけていましたが、至らぬ点もあったかと思います。今年も受付スタッフ3人力を合わせ患者様に『来て良かった』、『話を聞いてもらって良かった』、『待ち合いで待っていても気分が良い』という環境を作っていけるよう目標を立て努力していきたいと思っております。笑顔をモットーに気持ちだけでも明るくなって頂けるよう頑張っていきたいです。お気づきの点がございましたら何なりとお申し付けください。少しでも皆様のご希望に添えるよう改善していきたいです。これからもスタッフ一同よろしくお願い致します。




 


☆山梨日日新聞に掲載されました。(2013年10月31日)

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まだまだ寒い日が続きますが、お体にはお気をつけてお過ごし下さい。


2013年 11月号

 11月に入って冷え込むようになり、日増しに寒さが身にしみるようになりました。冬がもうすぐそこまで来ているようですね。
お久しぶりのことほぎになりました。今月は『帯状疱疹(たいじょうほうしん)』についてです。

【帯状疱疹とはどのような病気?】
 『帯状疱疹』は赤い発疹が体の片側に現れます。お腹の場合は帯状に現れます。最初は発疹が出てきた部位がピリピリ、チクチクと痛むのも特徴です。最初はとても気付かれにくく、虫刺されや皮膚炎と勘違いされやすく早期の発見が遅れてしまう方もいます。発見が遅れてしまうことにより重症化や痛みが何年も続いてしまう場合もあります。

【帯状疱疹になりやすい人はどんな人?】
《過労・ストレス》
 発症のきっかけで最も多い原因として過労、ストレスがあげられます。仕事や日常生活などで心身の疲れが溜まることにより、免疫の働きが低下しウイルスが再活性化しやすくなります。
《糖尿病・慢性腎臓病・悪性腫瘍(がん)》
 どのような病気も免疫を低下させますがその中でも著しいものが糖尿病です。糖尿病があることで抵抗力が低下し、帯状疱疹が発症しやすく、悪化しやすいことが分かっています。その事と共に慢性腎臓病や悪性腫瘍も免疫の働きを低下させる傾向があることが分かっています。


【帯状疱疹後神経痛とは?】
 帯状疱疹の症状出現から6ヶ月以降、皮膚表面ではなく神経の痛みが起こる場合があります。それを『帯状疱疹後神経痛』といい、発疹が治まった後何年間にもわたって慢性的な痛みが続く場合があります。昼夜を問わず症状が出るため睡眠を充分にとれずに痛み、不眠と精神的な疲労も出てくる場合もあります。



【どんな治療が行われるの?】
 《薬物療法》
 内服薬、点滴による療法です。ウイルスに対しては「抗ウイルス剤」を使用し増殖を防ぎます。「解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)」、「麻薬性鎮痛薬」これらの薬で急性疼痛を出来るだけ抑えておくことが、帯状疱疹後神経痛の予防にもつながります。
 《顔に症状がある場合》
 星状神経節ブロック・・・首にある交感神経節(星状神経節)に局所麻酔薬
               を注射して、神経の興奮を鎮め、上半身(頭、顔、
               首、手、胸)の血流を改善し、痛みをおさえるも
               のです。
 《体に症状がある場合》
 硬膜外ブロック・・・硬膜外腔という場所に、局所麻酔薬を注入することで
            血行をよくして痛みをとる治療です。
 《物療治療》
  低エネルギーのレーザー光線を痛みの出ている神経の近くに当てる治療法
  で、血流の改善に効果があります。

★神経ブロックの効果はずっと続くわけではないので、繰り返し行う必要があ
ります。繰り返し行うことで新たな痛みが起こりにくくなり、また痛みの軽減
にも繋がります。
 帯状疱疹は治療を受けずにいると重症化する恐れがあります。発疹と痛みが
出た場合帯状疱疹の可能性が高いので早めに受診することをお勧めします。そ
うすることで帯状疱疹後神経痛を防ぐことにも繋がり、痛みが残ってしまった
場合でも痛みを軽減することが出来ます。


お知らせ 

・インフルエンザの予防接種が10月より始まっております
 ご希望の方は受付までお声を掛けて下さい。      
・年末年始12/29(日)~1/3(金)まで休診、1/4 (土)
 から通常通りの診療をさせていただきます。ご迷惑をお掛けいたしますが宜
 しくお願い致します。
 

2012年 12月号

今年も早いもので、一年の締めくくりの時期になりました。本格的な冬の到来を迎え、風の音にも一層寒さが感じられます。寒さが厳しくなってくると、体の節々に痛みを生じやすくなります。体を温める食事や運動を心がけるようにしましょう。
今月は『慢性疼痛(まんせいとうつう)』についてです。

【慢性疼痛とは】
慢性疼痛とは、はっきりとした原因がみあたらないか、原因のけがや病気が治っているのに、3ヶ月以上続く痛みです。
痛みの期間が長くなるにしたがって、発痛物質(痛みを起こす物質)が血液中に漏れ出して、血流を悪化させ、筋肉を硬くし、さらに痛みが強くなるという悪循環を招きます。痛みに意識や行動を左右されることや、自分の痛みを人に理解してもらえないという辛さなども痛みの持続に関係してきます。
なかには、痛みのために社会生活に支障をきたしている人もいます。痛みの悪循環にストレスが加わると、不眠、疲れやすい、気分が一日の中で大きく変わる、意識や集中力の低下などのうつ状態も引き起こしてしまいます。

【痛みの治療】
全身のあらゆる部位の痛みが治療の対象となりますが、原因に応じて必要な治療法を組み合わせて行います。代表的な治療法は「神経ブロック」ですが、数多い神経ブロックの中で、当クリニックで頻度の多いものとして以下のブロックがあります。

神経ブロック療法
痛みを感じている神経に局部麻酔を注射して、直接、または間接的に痛みの情報が脳に伝わるのをブロック(遮断)する治療法です。 1回の神経ブロックの効果は一時的ですが、数回繰り返すことで血流が改善され、痛みを引き起こす発痛物質が少なくなります。その結果、炎症が治まり、痛みの軽減につながっていきます。

■星状神経節ブロック
局部麻酔を用いて首の付け根付近にある交感神経をブロックし、自律神経を安定させることで自然治癒力を高め、病気や症状を改善する治療方法です。
星状神経節は、頭から胸までの広範な交感神経の中枢であるため、星状神経節ブロックは、この範囲に起こる障害や、痛みの治療に非常に効果的です。

■硬膜外ブロック
背骨(脊柱)の中の脊髄を包んでいる膜の外側にある隙間を硬膜外腔といい、ここに局部麻酔などを注入することによって、交感神経や知覚神経の機能を一時的に抑制し、疼痛や血行障害などを緩和する治療法です。
脊髄に近い神経に薬が効くため、治療効果が高く、即効性が期待されます。

多くの場合、神経ブロックは、薬物療法や光線療法(弱いレーザーや遠赤外線を用いて血流をよくし、痛みを緩和します)と併用されます。
薬を飲み続けても痛みが改善しない場合には、我慢せずに痛み専門の治療を受け、痛みのない日常生活を取り戻しましょう。

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『山梨日日新聞』2012年10月3日(水)付
 
お知らせ

年末年始の休診日のお知らせです。
12/23 24 25 26 27 28 29
30 31 1/1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12

年末に向け、なにかと気ぜわしい毎日ですが、お体には十分留意されお過ごしください。


 

2012年 10月号

日増しに秋も深まり、朝夕は肌寒く感じるようになりました。時折感じる秋風が気持ちのいい季節になりました。
今月は『帯状疱疹(たいじょうほうしん)』についてです。

【帯状疱疹とは】
帯状疱疹とは、水ぼうそうを起こす原因ウイルスと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスによっておこる皮膚の病気です。
水ぼうそうは、多くの人が子供の頃にかかりますが、症状が治まってもウイルスは知覚神経の奥にもぐりこみ潜伏します。何十年か後に、過労やストレス、加齢などにより免疫機能が低下した時にウイルスが活性化されて発症します。腹部に発症した場合、皮膚に帯状の発疹や水ぶくれをつくることから『帯状疱疹』といわれます。
*以前は50歳以上の方に多い病気でしたが、最近では20~30歳代の若い年代にも増加しているといわれています。

【帯状疱疹の症状】
症状は皮膚に刺すような痛みや、ピリピリ、チクチクしたような感じが起こることから始まります。
次に、痛みを感じた場所に赤い発疹ができ、小さな水ぶくれとなって帯状に広がります。症状が現れるのは体の左右どちらかの片側だけです。胸から背中にかけて最も多くみられ、全体の半数以上が上半身に発症します。また、顔面も発症しやすい部位です。
皮膚症状は、水ぶくれからかさぶたになって治まります。痛みが起こり始めてからかさぶたが治るまで、約3週間~1ヶ月かかります。多くの場合、強い痛みを伴いますが、ほとんどの場合、皮膚症状の消失と共に痛みもなくなります。

【帯状疱疹後神経痛】
皮膚症状が回復しても痛みだけが残り、いつまでも続く場合があります。発症してから3ヶ月経過しても痛みが残る場合を『帯状疱疹後神経痛』といいます。
痛みは絶え間なく続く場合もあれば、間があくこともあります。痛みの現れ方は人によってまちまちですが、ひどくなると痛みで他の事が手につかなくなることもあります。
高齢者ほど帯状疱疹後神経痛になる確率が大きくなります。できるだけ早く治療して痛みが記憶として残らないようにすることが大事です。

【帯状疱疹の治療(抗ウイルス薬)】
発疹に気づいたらできるだけ早めに(3日以内が特に有効です)受診して、抗ウイルス薬によって治療を開始することが大切です。
抗ウイルス薬は、ウイルスをなくす薬ではなく、ウイルスの増殖を防ぐための薬です。発疹に気づいた初期の段階で服用することで、皮膚症状も軽くすみ、『帯状疱疹後神経痛』が残る確率も低くなります。

【帯状疱疹の治療(神経ブロック)】
神経ブロックとは、痛みを感じる部分の神経組織やその周囲に局部麻酔を注射して痛みを抑える方法です。局部麻酔によって一時的に神経の興奮伝導を遮断すると、痛みを感じないために神経が休息できます。その結果、痛みで緊張していた患部の血行もよくなり、痛みを和らげるとともに、炎症を抑え、神経の回復を図り、症状が改善されます。
また、神経ブロックの中には交感神経(緊張すると優位になる神経)を直接ブロックして血行をよくするものもあります。星状神経節ブロック、硬膜外ブロックがこれです。

・顔に痛みがある場合・・・『星状神経節ブロック』『三叉神経ブロック』等
・体幹に痛みがある場合・・『硬膜外ブロック』『肋間神経ブロック』等

《神経ブロックの効果》
神経ブロックの局所麻酔薬で痛み部位の筋肉をほぐし、血流を改善させます。広がった血管を通して酸素やたんぱく質などの栄養を痛い場所に効率よく運び、痛んだ神経や筋肉を自然に治癒するより早く回復させることが可能になります。ブロック治療とは単なる対症療法ではなく、自分で自分の痛い場所を治そうとする自然治癒力をサポートします。また、薬物療法などに比べて、痛みの部位に限局して高い効果を示すため、全身への影響が少ないという利点もあります。

痛みを我慢すると、痛みに対して過敏になり、普通は痛みとして感じない程度の刺激に対しても過敏に反応して、治りにくい痛みになってしまいます。
我慢しないで、どんな痛みなのか医師に詳しく説明し、痛みに応じた治療を受けるようにしましょう。

当院でも毎年季節の変わり目に帯状疱疹の患者様が多く受診されます。何か気になる事がございましたら、スタッフにお気軽に声をかけてください。
また、当院では帯状疱疹の予防接種も行っております。

お知らせ インフルエンザの予防接種の予約受付を開始しました。

 

2012年 9月号

暦の上では秋ですが、まだまだ厳しい暑さが続いています。この時期は、暑さで抵抗力が落ちたり、冷たい物を摂り過ぎて胃腸障害を起こしやすくなっています。そんな時に気を付けたいのが『食中毒』です。春先から増えてくる食中毒ですが、昨年一年間で最も多く食中毒が発生したのは9月でした。年間4万人近くの患者がでる食中毒は、家庭で起こることが意外に多く、3分の1は家庭で起こっています。
今月は『食中毒』について、予防法や対処法をお伝えします。


【食中毒とは】 
食品・添加物・器具・容器包装に付着した、微生物・化学物質・自然毒を摂取することによって起きる、急性の健康被害のことをいいます。


【多く見られる原因菌】

原因菌        サルモネラ菌       腸炎ビブリオ       黄色ブドウ球菌       ウエルシュ菌
潜伏期間       6~72時間       5~20時間       1~6時間       12時間以内
注意食品       卵・肉など       魚介類など       食品全般       土壌・下水など


【主な症状】
感染してからある一定の潜伏期間の後に、下痢・腹痛・嘔吐・発熱などの症状が現れます。

【予防】
3原則は細菌を
「付けない」・・・十分な手洗い、食材・調理器具の洗浄
「増やさない」・・食材の保存環境・温度の適正な管理
「やっつける」・・十分な加熱、調理器具のこまめな殺菌・消毒


買い物
衛生管理の良い店で、新鮮な食品を買う。
生鮮食品は、買い物の最後に購入し、できるだけ早く家に帰る。

保存
要冷凍・要冷蔵の食品は、帰宅後すぐに冷蔵庫へ。
冷蔵庫は詰めすぎない。
食品は早めに使い切る。
扉の開閉は少なくする。

調理前
洗える食材は流水でよく洗う。
手、まな板、包丁、ふきんなど調理器具はこまめに洗う。特にまな板は、包丁のきず目に細菌がたまりやすいので、熱湯消毒をこまめに行なう。

調理中
食材は直前まで冷蔵庫で保管する。
生の肉、魚介類と他の食材を分けて取り扱う。
食品の中心部まで75度一分間以上加熱する。

食事
できるだけ作り立てを食べる。
室温に長く放置せず早めに食べる。
作り置きのものは、必ず冷蔵、または冷凍保存し、食べるときには必ず中まで充分に火を通す。

食後
調理器具や食器はできるだけすぐに洗い、調理台や三角コーナー、シンクも毎日洗浄し、清潔な状態に保つ。(塩素系の漂白剤などで消毒するとよい。)
残った料理は、必ず冷ましてからラップをかけて冷蔵庫で保管する。

体調管理
体調を崩し胃酸の分泌が衰えていると食中毒にかかりやすくなるので、普段から十分に休養をとって過労を避ける。

【応急処置】
水分補給・下痢や嘔吐が続いた場合は、脱水症状を起こしやすくなります。塩をひとつまみ入れた重湯や、薄めのスポーツドリンク、常温にさましたお茶などを摂ります。(冷たい水や清涼飲料水は、胃や腸を刺激するので避けてください。)

【早めの受診】
食中毒は、軽い消化器官の症状の場合、一般に2~3日で症状が軽減し、自然に治ります。しかし、重症化すると血便や高熱、ショック症状、意識障害が現れることもあります。また、自己判断で下痢止めの薬を飲んでしまうと、原因菌や毒素が腸内にとどまってしまい、症状が悪化してしまう場合があります。怪しいと思ったらすぐ医師の診断を仰ぎましょう。

秋は、行楽・運動会・お祭りなど何かとイベントも多く、野外で食事したり調理したりする機会も多くなります。衛生面に気を付けて、食欲の秋を満喫しましょう。

 

 

2012年 8月号

日毎に暑さが増し、熱帯夜も続くようになりました。今年も節電を意識してエアコンの使用を控え、寝苦しい夜を過ごしている人も多いのではないでしょうか。今月は蒸し暑い夜に備えて『熱帯夜の快眠対策』をいくつかご紹介します。スムーズに眠りにつくには、1~2時間前から脳をリラックスさせることが大切です。

ぬるめのお風呂に入る
・お風呂に入ると、体の表面温度は上がるものの、逆に深部の体温は下がって安静状態になり、眠りに落ちやすくなります。眠りにつく1時間くらい前に38~40度くらいのぬるめのお湯に20~30分入ることをおすすめします。
・足浴も血液循環をよくするので効果的です。

ふとんに入る3時間前には食べない
・睡眠中に胃腸を働かせると、エネルギーがそちらに消費されるため深い睡眠がとれなくなります。タンパク質や脂肪の消化には2~3時間要するので、食事をとる時間に注意しましょう。

■強い光を避ける 
・人の体は光を浴びることで覚醒します。テレビやパソコン、携帯のディスプレイの光でも目が冴えてしまうので、眠る前は明るさを抑えたり、使用を控えたりしましょう。室内の照明も少し暗めにすると効果的です。

■寝具を変える 
・綿は空気中の水分や汗を吸うと熱を発する性質があるため、布団やシーツ、枕カバーなど風通しの良い《麻》素材の物に変えると快適に過ごせます。
最近では冷却効果のある布団やシーツも売られていますので、好みの物を探すのも楽しそうです。

■室温26℃、湿度50~60%
・エアコンをONにしたままで眠ると、腰痛・腹痛・関節痛・胃腸障害・肌荒れなどが起こります。また、風邪をひいてしまったり、寒くて目が覚めるという方も多いようです。
寝室のエアコンは日中の設定より少し低い26℃に設定し、寝付いた後3時間で切れるようにタイマーをセットします。直接体に当たらないように、寝床の位置を工夫してください。

・扇風機はエアコンの消費電力20分の1です。気流を作ると湿度が下がるので、足元に弱風を送るようにして、3時間後に切れるようにタイマーをセットします。エアコンが苦手、という方におすすめです。

香りを楽しむ
・ラベンダーやカモミールなどのアロマオイルは鎮静効果があ るので、お風呂に入れたり、ティッシュに垂らして枕元に置くと寝つきよくなります。(余談ですが、皆様がリラックスできるように、当院の待合室と洗面台にエッセンシャルオイルが置いてあります。)

『睡眠』は体の疲れをとり、脳を休めるための大切な時間です。ストレスや疲れを解消するだけでなく、体を修復し、新陳代謝を促して、免疫力を高める役割もあります。ぐっすり眠って、元気に夏を乗り切りましょう。

■お知らせ
8月8日(水) 一日診療
8月10日(金)~15日(水) 休診

◆まだまだ暑い日が続きます。脱水症状や熱中症にならないように意識的に水を飲む習慣をつけましょう。特に起床時・就寝前・入浴前後は水分が不足しているので、水分補給をするように心がけてください。「トイレが近くなるから」と我慢すると、のどが渇いて一度に飲む量が増えます。トイレを気にせず、コップ1杯を目安にこまめに水分補給しましょう。

 

2010年 6月号

日中の暑さがかなり厳しくなり、体調など崩されたりしていませんか?水分はこまめにとりましょう。梅雨に入りますと寒い日も続いたり、温度差が激しい日が続きますが体の冷えには気を付けて下さい。今回はH22年度甲府市の個別方式による健診です。予約が必要になりますので受付にご相談下さい。

当院で健診を希望される方は受付窓口か電話にてお申し込み下さい。
《その際に以下の点を確認させていただきます》
(1)保険加入証の確認
(2)がん検診希望の有無(対象になる検診項目)
個別健診対象者
☆後期高齢者医療加入者75歳以上の方
☆国保加入者65~74歳の方
(受付期間)
H22年7月1日からH23年1月31日までとなります。
肝がん検診〔腹部超音波〕エコーは毎週(土)の午前
個別健診は(月)(火)(木)(金)の午前

【健診の流れ】☆胃がん検診は当院では出来ません。
問診(医師の診察)⇒身体測定・血圧検査⇒尿・血液検査⇒心電図⇒

生活機能評価(国保加入者は要介護認定を受けていない方が対象となります)

肺がん検診・胸部レントゲン(40歳以上の希望者)⇒

肝がん検診・腹部超音波エコー(男性40歳 女性50歳以上)⇒

大腸がん検診・便容器を渡します。(40歳以上)⇒

前立腺がん検診(50歳以上 男性)⇒

肝炎ウイルス検診(これまでに肝炎検診を受けたことのない方)⇒


【持ち物】
受診券・問診表(全て記入)・保険証・介護保険証・負担金など

【負担金】
後期高齢者医療加入者 無料
国保加入者 1,000円
☆肺がん検診 無料
☆肝がん検診 1,000円
☆大腸がん検診 500円
☆前立腺がん検診 1,000円
☆肝炎ウイルス検診 無料


【検査結果】
郵送もしくは窓口でのお渡しとなります。(お時間がかかりますがご了承下さい)
内容で不明な点がございましたらご連絡下さい。


☆8月夏季休暇のお知らせ☆
8月14日(土)15日(日)16(月)17(火)18(水)19(木)の6日間
診療をお休みさせていて頂きます。ご迷惑をお掛け致しますが宜しくお願いいたします。
8月20日(金)より通常通りの診療となります。

 

 

2010年 5月号

毎日暑い日が続き、ゴールデンウイークが近くなってきましたが何か計画立てましたか?連休中はまだまだ雨が降るとかなり冷え込みますので、さっと着れるような上着などもって行かれるといいでしょう。水分補給など忘れずにこまめにとりましょう。今回は下痢・便秘についてです。

【便秘や下痢を繰り返す場合】
便通は一般に、1日1回が理想的と言われます。個人差があるので数日に1回あっても、排便後にすっきり感があれば特に問題はありません。しかし、排便時に腹痛があったり、排便後にすっきり感がない場合は「便通異常」と考えられます。また、下痢や便秘を繰り返したりする場合も便通異常といえます。
このような便通異常を引き起こす病気はいろいろあります。しかし、検査をしても腸内に炎症や潰瘍などの病変が見当たらないのに、便通異常が続いたり、繰り返したりする場合は、「過敏性腸症候群」と考えられます。

【ストレスが関係していると考えられる】
過敏性腸症候群の原因ははっきりしていませんが、多くの場合ストレスが関係していると考えられます。大腸の働きは、自律神経が調整しています。
しかし、強いストレスがかかると、自律神経の働きが乱れてしまい、便通異常を引き起こすのです。過敏性腸症候群は一般に、下痢が続く(下痢型)便秘が続く(便秘型)下痢と便秘を繰り返す(交代型)の3つに分けられます。どのタイプも、腹痛や腹部の不快感を伴いますが、排便後は症状が治まり、すっきりするのが特徴です。

【診断】
便秘や下痢は日常的によく見られる症状で、原因はさまざまです。診断の際は、まず問診で「どのようなときに下痢や便秘が起きるか、便の性状はどうか、腹痛や不快感の有無」などを詳しく聞きます。そのうえで、腸に下痢や便秘の原因となる病気がないかどうかを調べることになります。

【治療】
日常生活に支障が出るほどの症状がある場合、まずは症状をコントロールするために薬物治療が行われることがあります。過敏性腸症候群に用いられるのは次のような薬です。
☆抗コリン薬、整腸薬、消化管運動機能抑制、調整薬《これらの薬を用いれば、多くの場合は1~2週間ほどで、症状が安定してきます。しかし、それでも症状がコントロールできない場合は、薬の量を調整したり、精神安定薬などを用いたりすることもあります。》
当院では主に(イリボー・ポリフル)など処方しています。

【生活習慣の改善】
過敏性腸症候群では、生活習慣を改善することが非常に大切です。生活習慣の改善ができれば、多くの場合、薬がなくても症状をコントロールできるようになります。
・規則正しく生活する
(早寝早起き、決まった時間に食事をするなどを心がけて生活リズムを整えましょう)
・ストレスを改善する
(スポーツや楽しめる趣味など、自分の時間を作りストレスを上手に解消していきましょう)


☆当院からのお知らせ☆
院長学会の為7月2日(金)3日(土)お休みさせて頂きます。
なお7月5日(月)からは通常通り診療致します。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。


◇7月から甲府市の個別方式による健診の予約を始めます。
申し込みの方は予約となりますので受付にてお願いします。

 

 

2010年 4月号

桜も見ごろになり温かい日が多くなりましたね。雨も続く日があり日中もかなり冷え込む事があります。風邪などひかれたりと、体調を崩し来院される方も多くなりました。まだまだ夜も冷え込みますので外出時には1枚上着を持っていかれるといいですね。今回は更年期障害です。


【更年期障害】
40歳過ぎごろから、50代半ばごろに見られる、閉経前後の女性ホルモン減少に伴う身体的、精神的な諸症状です。とくに、卵巣機能が衰えて、卵巣で作られるエストロゲンが消失することで、体と心にさまざまな影響を及ぼします。症状の出方には個人差がありますが、《のぼせ、発汗、冷え、イライラ、憂鬱、不安感、不眠、めまい、動悸、頭痛》などの不定愁訴が現れます。気力がなくなったり、物忘れがひどくなる人も。体の体調に加えて、家庭環境の変化(子供の巣立ち、親の介護など)や個人の性格といった背景も影響して、つらい症状を引き起こします。また、男性も50歳を過ぎた頃から女性と同じような症状が現れることがあります。女性に比べて緩やかですが、男性ホルモンの減少が影響しています。主に《のぼせ、動悸、性欲の減退、腰痛、不眠、不安感、焦燥感》といった症状が現れます。これからの生活をより豊かにするためには、自分に合った方法で前向きに過ごすことが大切です。

【薬物療法】
漢方療法・・・・さまざまな不定愁訴が現れる場合に有効です。個人の体質、症状にあった薬で崩れた心身のバランスを調えます。

『漢方薬』
イライラや、不安、不眠、気分がふさぐといった精神症状には加味逍遙散
頭痛、めまい、肩こりがあり、のぼせやすく、ときに下腹部に痛みがある人には桂枝茯苓丸
疲れやすく貧血気味で冷えもある場合は当帰芍薬散
などを、個人の体質、体力、症状などにより使い分けます。

ホルモン補充療法・・・体内分泌が減少。消失した女性ホルモンを補い更年期症状を改善します。また、骨粗鬆症の予防にも有効です。

精神安定剤・抗うつ剤・心理療法・・・ホルモン補充療法、漢方療法だけでは回復せず、原因が自律神経性ではなく心因性の場合に有効です。

【予防法】
☆更年期はだれにでも訪れる生理的なものだと割り切って、物事をあまり思いつめないようにしましょう。
☆栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
☆睡眠をたっぷりとりましょう。
☆適度な運動を心がけ、体力をつけておきましょう。


【お知らせ】
当院では、算定した診療報酬の区分・項目の名称及びその点数又は金額を記載した詳細な明細書を無料で発行しています。ご不要な方は窓口にお申し出下さい。

 

 

2010年 3月号

朝、晩はまだまだ寒く冷え込みますね。日中は暖かいですが、気温の差があり体調を崩しやすいので風邪などひかないよう健康管理には気を付けましょう。
桜もそろそろつぼみがふくらみ花見ができる日がまちどうしいですね。今回は膝の痛みです。


【膝は上半身を支えているうえ、座る、立つ、歩く、走るといった動作に伴う曲げ伸ばしを繰り返しています。それだけ膝には負担がかかり、障害が起こって痛みが生じやすくなります。】

【痛みの原因】
膝の痛みが起こる原因はさまざまですが、大きく分けて「けが」と「病気」があります。膝の痛みを起こす病気で最も多いのは、「加齢」に伴って膝の関節軟骨がすり減る「変形性膝関節症」です。関節軟骨には、骨などとは異なって血流がありません。そのため、損傷した関節軟骨が自然に治癒することは困難で、放置すると、さらに関節軟骨はすり減って膝の痛みが強くなります。さらに悪化すると、日常生活に支障を来たすようになり、介護が必要になったり、寝たきりになったりすることもあります。

【痛みの起こり方】
(変形性膝関節症になると)関節軟骨がすり減ったり、半月板が断裂すると、そのかけらが関節内に浮遊し、滑膜を刺激して炎症を起こしたり、正常な軟骨細胞を破壊します。また「骨棘」と呼ばれる骨のとげができて、関節包や骨膜を刺激します。そして、成分が異なる関節液が多くつくり出され、いわゆる〔膝に水がたまる〕状態になります。健康な人の関節液の量は2~3ml程度ですが、炎症があると20~30mlと過剰にたまります。さらに進行してますます軟骨がすり減ると、骨と骨がぶつかるようになって強い痛みを感じるようになります。

【症状の進行】
初期では起床時に膝がこわばったり、起床して動き始めたときに膝が痛むことがありますが、少し歩くと痛みが治まります。しかし、進行すると「動作中に膝が痛む」「膝の曲げ伸ばしがしづらい」といった症状が現れます。

≪特に注意が必要な人≫
肥満のある人・・ 膝へ過剰に負担がかかります。重い物を持つような仕事をしている人も、同じように膝への負担が大きくなります。
O脚の人・・・・・・ 日本人に多いO脚は、膝の内側に体動がかかりやすく、内側の関節軟骨がすり減りやすくなります。
女性・・・・・・・・・ 女性は男性に比べ筋力が弱く、膝の構造そのものも小さめです。また、女性ホルモンや、ハイヒールを履いたりするような生活習慣が、膝へ影響を及ぼしているのではないかと考えられます。

【診察・検査】
問診― 膝の痛みが起こり始めた時期や程度、痛みが起こる状況などを詳しく聞かれます。そのうえで、必要に応じた検査が行われます。
画像検査― 膝の痛みが起こり始めた時期や程度、痛みが起こる状況などを詳しく聞かれます。そのうえで、必要に応じた検査が行われます。
血液検査― 関節リウマチが疑われる場合は、関節リウマチによって増える「リウマトイド因子」や「坑CCP抗体」などの血中濃度を調べます。

☆ 膝の痛みを改善するには、さまざまな治療法があります。それぞれの原因に合わせた対処法を行ったり、治療を受けて、痛みを上手にコントロールしましょう。

 

 

2010年 2月号

まだまだ寒い日が続きますが、皆様風邪などひかれたり体調を崩したりしていませんか?だんだん花粉も飛びはじめ鼻水、くしゃみといった症状がでてきたりしますね。春ももうすぐ来る気配です。今回は肺炎球菌についてです。

【肺炎の原因】
肺炎は細菌ウイルスなどが肺の奥にある『肺胞』に感染し、肺胞に炎症が起こる病気です。通常の社会生活を送っている人が、そのなかで細菌ウイルスなどに感染して発症する肺炎を『市中肺炎』といい、市中肺炎を引き起こす病原体は、細菌やウイルスなどさまざまですが、なかでも『肺炎球菌』は最も多く、肺炎の原因となる代表的な細菌です。特に、高齢者の肺炎の原因としては、肺炎球菌の割合が25~40%程度と際立っているのが現状です。肺炎球菌による肺炎は、炎症頻度が高いだけではなく、重症化しやすいという特徴もあります。

【肺炎球菌とは】
肺炎球菌は、体の中に日常的に存在する細菌の1つで、主に高齢者や小児の鼻やのどなどの「上気道」に定着しています。健康な状態では「免疫機能」が働くため、上気道に定着している肺炎球菌は感染症を引き起こすことはありません。何も起こさずに消滅することがあります。ところが体調を崩したりすると、肺炎球菌が感染症を引き起こすようになります。

【症状】
肺炎球菌による肺炎は「症状が突然始まる」のが特徴です。まず、「がたがたと震えるような悪寒を伴う熱」が急に出ます。発熱は40℃以上になることも良くあります。また「せき」が出て、「血液の混じった鉄さび色の痰」が出ます。「胸に鋭い痛み」が起こったり、「全身のだるさ」が現れたりすることもあります。しばしば「息切れ」も起こります。また酸素不足のために「顔や唇が紫になる」こともあります。息切れや顔色などの変化は、呼吸の状態が悪化している兆候なので特に要注意です。

【診断】
肺炎かどうかを調べる検査→『胸部エックス線検査』
原因の病原体を調べる検査→『喀痰グラム染色検査』『尿中抗原検査』

【治療】
いろいろな種類の細菌に幅広く効果を示すタイプの「抗菌薬」を用います。
一般に、抗菌薬での治療は、入院して点滴で行われます。ただし、患者さんの状態によっては、抗菌薬の飲み薬を用いて通院で治療することもあります。
通院で治療している人も、薬を飲み始めて2~3日しても症状が改善しないときには、その時点で再度受診が必要です。

【予防】
高齢者の肺炎予防では、免疫機能を維持することなどに加え、「肺炎球菌ワクチン」の接種が大事です。肺炎の発症を完全に予防することはできませんが、肺炎球菌ワクチン接種は、肺炎の重症化を防いだり、死亡率を低下させることがわかっています。1回の接種で5年以上効果が持続します。重大な副作用はなく、注射部位の腫れや痛み、軽い発熱がみられることはありますが、2~3日で消失します。


☆当院では肺炎球菌ワクチンの接種も行っています。65才以上で甲府市にお住まいの方は市からの補助も受けられます、ご希望のかたは受付にご相談下さい。
 

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